確定拠出年金(401k)

確定拠出年金法を根拠とする私的年金です。勤めていた会社にも早々に導入されました。

説明会が開催されることになります。全従業員が受講することが義務付けられます。もうこれは一大イベントです。総務部、人事部の担当者は会場の設営、受講者の出欠確認と奔走することになります。一度にできないので、何回も開催しないといけません。出席を予定していた日時に、欠席すると、受講日を再設定されます。とにかく従業員全員が受講しないと終わらないのです。疲れ切った顔をした担当者の苦労に感謝です。

定年退職日まで在籍して退職金をたんまりもらって悠々自適な老後を迎える、なんてのが夢物語になることを、サラリーマンが自覚しだしたのはこの頃からですね。だって、従業員各々の責任で、退職金の一部を運用して老後資金を確保して下さいね、ってことになったのですから。

しかし、これは二極化します。今まで投資なんてしたことのない中高年層は怖くてできません。ほとんどが定期預金です。若年層は、柔軟に投資を受け入れていきます。私は40歳を超えていたので中高年層に属していましたが、このままでは老後資金が悲惨なことになることは目に見えていました。積極的に米国株式、米国債券に投資することにしました。 2003年4月から約16年間、 毎月一定額を積み立てていきました。 給料からの天引きです。

運用成績はネットでいつでも閲覧できましたが、あまり見ないようにしていました。60歳まで引き出せないお金です。変に気にして弄ると運用成績に響きます。50歳過ぎてから、安全重視の運用を勧められますが、強気強気の投資方針を貫きました。

不思議なものです。楽天証券積立かんたんシミュレーションでチェックしてみたのですが、平均 年6.5%のリターンを叩き出してくれました。複利の力は凄いです。

老齢給付金の請求手続き

60歳の誕生日が近づくと証券会社から封筒が届きました。
定年退職後の手続きに必要な書類一式が入っていました。老齢給付金の請求手続きをするか、運用を継続するかを選択することになります。

私は、老齢給付金の請求手続きをして一時金として全額受け取って、自分で運用することにしました。

12月初旬に「退職金受取時の源泉徴収票」を受け取ることが出来ました。 証券会社からもらった書類一式に必要事項を記入し、退職金受取時の源泉徴収票、印鑑登録証明書、マイナンバーカードのコピーを添付して手続きしました。1か月後、口座に振込みがありました。

相談窓口:証券会社

今後

私はラッキーだったのかも知れません。NYダウが絶好調の時に精算できたからです。コロナウイルスで、市場がパニック状態の時に手続きしてしまったら、大変なことになっていたかも知れません。

2020年2月から投資信託で資産運用を継続します。 NISAに組み入れて、米国株式インデックス投資 、先進国株式インデックス投資をやっていきます。

コロナウイルスパニック真只中です。でも、リーマンショックを乗り切った事例もあります。毎月コツコツと積み上げていきます。10年後、どうなっているか楽しみです。



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