消費税 食料品ゼロ税率が話題になっています。
なぜ、インボイス制度を導入したのか
国税庁の資料をみても、複数税率導入が理由になっています。
そうなのでしょうか?
消費税には、仕入税額控除があります。
インボイスは、本来、仕入税額控除額の証明書だったはずです。
単一税率にしてインボイスを廃止するなら、仕入税額控除の扱いを厳密に議論すべきです。
複式簿記なら、インボイスはいらないって本当?
ただでさえ、消費税は価格転嫁のしがらみで、下請けいじめになりやすい税制です。
消費税は、事業者に対する直接税です。
消費税は『消費者を最終的な負担者として予定している税金』だから間接税。この説明、おかしくないですか。そんなこといったら、法人税だって、『消費者を最終的な負担者として予定している税金』です。だって、企業は、法人税負担を見越して、売価を決定しているはずです。消費者を最終的な負担者として予定していない事業者負担の税金なんてないはずです。
免税事業者の存在も問題です。
インボイスがないことにより、仕入税額控除額が0円になり、その分、発注者側は消費税を負担する形になります。
なんか、消費税って、ま、いいっか的な軽いノリで運用されている気がしてなりません。
仕入税額控除の扱いをちゃんと議論しないと、消費税の良しあしを議論してもなんも始まらないと思います。