「国民を甘やかすことになる」発言
2014年でしたっけ、どうしても消費税を引き上げたい財務省はこんなことを言いました。増大する社会保障費を賄うために、消費税をUPをしないと、財政が成り立たない。
財務省からすれば、金くれくればかりの国民を相手にやってられない。そんなら、消費税UPで報復だ!、 なんでしょうね。
確かに、社会保障費は国費で賄われている部分はあります。でも、大半は国民が社会保険料を支払って国に運用をお任せしている社会保険制度です。
社会保障制度の一部に社会保険制度があるわけで、国民が将来への保険として支払った保険料の範囲で社会保険制度を運用すればいいだけです。
お国が財テク?
株式/債券に投資して、「国民の皆様には豊かな老後を楽しんでいただきます。」とは言っていますが、結局、税金で賄われている部分はあるわけです。
財政政策、金融政策を施すことにより、国民による株式市場・債券市場での活発な取引を促すならわかります。
株式/債券投資みたいなリスキーな投資は民間に任しておいて、国は安パイな資産運用しておけばいいと思います。
なんで、こんなことを言うかというと、国の失策はだれも責任を取らないし、取れないからです。あの、これ、バカにしているんじゃないです!
民間がやらかしたら、「しゃーないな」で国が調整することはできます。でも、国がやらかしたら、自分が自分を補填することになり、意味がありません。
そんなら、国は、国民が元気になる財政政策、金融政策を打ち出して、国民が頑張って稼いだお金の一部を税金というかたちで徴収すればいいだけ。打ってつけの投資があるじゃないですか。国債発行!
国民を甘やかすことになる、とおっしゃるなら、国民を甘やかすことにならない社会保障制度を構築すればいいだけ。
めくらまし?
消費税は法人税の穴埋めとか、いろんな見方がありますが、どうであれ、現状、消費税は社会保障費の原資になっています。これは、消費税法に明記されています。
第一条 この法律は、消費税について、課税の対象、納税義務者、税額の計算の方法、申告、納付及び還付の手続並びにその納税義務の適正な履行を確保するため必要な事項を定めるものとする。
2 消費税の収入については、地方交付税法(昭和二十五年法律第二百十一号)に定めるところによるほか、毎年度、制度として確立された年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする。
なので、社会保険制度を社会保険料だけで賄おうとすると、給付金が減額になる恐れがあります。そんなの当たり前じゃんというのが通用しないのが社会保障制度。マクロ経済スライドで、給付金が減少したとかでなんか騒いでいます。
消費税法第一条2は、『社会保障を犠牲にするくらいなら消費税増税やむなし』に誘導するための布石。やっぱり、なるべくして今があるんですよ。
後世のためにも健全な社会保障制度を国会で議論してほしいです。
なんか胸糞悪くなってきた。次の話題行きます。
「後世に借金を背負わせていいのか」発言
「後世に借金を背負わせていいのか」って良いわけがない。これを真顔で言う恐怖。
これ、ここ30年の失策を覆い隠すための誘導というテクニック。
借金というワードを強調してビビらせて思考停止にさせる極めて初歩的なテクニック。
「信じるか信じないかはあなたしだい」レベルのお話。
失われた30年と言われます。
特に外的要因もないのに、日本国は30年前に勝手に自滅しました。
この30年間、多くの人が復活しようとして頑張りました。
そのたびに、放漫財政とか言ってその計画を潰してきました。
気が付いている人は気が付いていました。
でも、そういう人は異端視され追放される運命にありました。
でも、幸か不幸かコロナ騒ぎがそれらの「不都合な真実」を曝け出してくれました。
多くの人が、このチャンスを逃すものかと頑張りました。
でも、緊縮財政という名のもとに敗れ去りました。
確かに、大手企業を中心に雇用は確保されています。
よくわからないけど、公表される日本の失業率は悪くありません。
でも、国民の肌感覚として景気はよくありません。
というか、コロナ騒ぎ終息後の世界を描けません。
悪くなるんじゃないかなぁ~というのは予測できます。
これを打破しようとして、2021年の衆議院議員選挙では積極財政を公約にあげて勝利した議員さんがたくさんいます。でも、現実は、これらの議員さんは影を潜め、緊縮財政圧勝のご時世です。参議院議員通常選挙が終わるまで、大人しくして、終わったら増税だぁ~って正気なんでしょうか。
いつも思うんだけど、緊縮財政ってインフレでどうしようなくなったときにやることですよね。デフレ時に緊縮財政をやってなんかいいことあるんでしょうか。
積極財政で投資を呼び込んで、みんなで頑張って仕事して、豊かになろうと思うのが普通だと思うんだけど、何で?
悪いインフレとか言って、でもインフレには違いないから、これからは緊縮財政だよって、なんか気狂っているとしか思えないんだけど。
通常運転が可能な平常時は、プライマリーバランス(PB)とかいろんな指標を使って管理することは必要だとは思うけど、今みたいな非常事態時にこんなことやっていていいの?
「バラマキ」発言
有名どころでは、財務省某財務次官の「バラマキ合戦」発言。
私の認識では「ばらまき」って、何の目的もなくただただ金銭を分け与えることだと思っていました。目的もなく政策が実行されるなんて、国民をバカにした発言だと思っていました。
でも、最近、ネットで検索すると、「主に政府による、歳入を無視した福祉制度の拡張などを意味する語。国の将来よりも現在の与党の支持率を重視しているとして、批判の対象とされる際にこの言葉が使われることが多い。」なんてできます。なんか質の悪さがバージョンアップしてます。
これが本当だとすると、民主主義完全崩壊、金銭感覚完全喪失状態を意味します。だって、国民の国政チェック機能を完全否定、選挙は、国民に金銭を意味もなく与えて手名付ける儀式。愚民政治まっしぐらです。
え、こんなんでいいの?
使途不明金
今回のコロナ騒ぎで用意したどんぶり勘定の予算、予備費。
この予算の使途を明確にしてほしい。
単位が億円以上になると知らん顔する。
これ、おかしいでしょ。
「強制貯蓄」発言
日銀総裁による「家計は値上がりを許容している」発言を発端に「強制貯蓄」発言がありました。
怒り心頭の報道が拡散されました。
でも、この術中にはまっている人は要注意です。財務省の思うつぼです。
おめーら、給付金で貯蓄増えただろ~。
だから、もう積極財政なんてやらなくてもいいよね。
さっさと、有り金全部吐き出せよ。
てな感じ。
これ、心理戦でよく使われるテクニック。
思考停止にすることが目的。
怒らせて、自暴自棄にさせる極めて初歩的なテクニック。
財務省はとにかく減税だけはやりたくない。
あらゆる手段を使って減税を阻止してきます。
オウム真理教を思い出してしまいます。
優秀な頭脳を持ちながら、その優秀な頭脳の使い方を間違っている。
国民は稚拙なテクニックにはまらないように賢くならないとね。